地域のための学習と交流の場「仙川ラーニングプレイス」

講座詳細

フランス文学講座

19世紀、20世紀に書かれた三つの小説を読みながら、フランス文学の歴史を見てみようと思います。
フランス革命が終わり、19世紀、産業革命経て市民社会が始まるとともに小説が文学の中心となる経緯と、20世紀になって行われる小説の様々な新たな試みを、バルザック『ゴリオ爺さん』、ゾラ『居酒屋』、そしてカミュ『異邦人』を題材に、時代背景にも触れながら考える予定です。

【第一回】バルザック『ゴリオ爺さん』

バルザック『ゴリオ爺さん』「人間喜劇」と名付けられた作品群でバルザックは当時の社会の隅々を「人物再登場」という手法を使って描きつくそうとしました。近代資本主義が生まれつつある19世紀前半の社会の姿をこの代表作を通して見ていきます

【第二回】ゾラ『居酒屋』

ゾラ『居酒屋』 ゾラは、バルザックの向こうを張って「ルーゴン=マッカール叢書」の中で主にフランス第二帝政期の社会を、人間の遺伝的形質を軸に科学的に解明しようとしました。当時の高級娼婦が主人公の『ナナ』へと繋がる本作品は、そのゾラの特徴を余すところなく伝えています。

【第三回】カミュ『異邦人』

カミュ『異邦人』「今日ママンが死んだ。あるいは昨日だったかもしれない」というそっけない記述で始まるこの作品は、「不条理」を軸に人間と人間社会を捉えるカミュの世界を知るのに最適の作品であると同時に、それまで書かれてきた小説の概念とは異なった新しい小説の一つに数えられます。20世紀の新たな試みの一端を見ていきたいと思います。


対象
大人
日時
10月19日(土)14:00〜16:00
11月16日(土)14:00〜16:00
12月14日(土)14:00〜16:00
受講料
各回 2,000円 ※受講料は講座ご参加の際にお支払いいただきますようお願いいたします。
人数
15人程度
講師
北垣 潔
青山学院大学、東京女子大学非常勤講師
元 カリタス女子短期大学 言語文化学科 仏語・仏語圏文化 准教授
青山学院大学文学部フランス文学科卒
早稲田大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士後期課程単位取得終了
【専門分野】
18世紀フランス文学、主に小説、演劇
【著訳書】
『18世紀フランス文学を学ぶ人のために』(共著・世界思想社)
フェルナン・ブローデル『ブローデル歴史集成』2、3巻(共訳・藤原書店)
エマニュエル・ル=ロワ=ラデュリ/アンドレ・ビュルギエール監修・編集『叢書アナール』1、2巻(共訳・藤原書店)
エンゾ・コルマン『ギヴアンドテイク/叛逆の天使』(れんが書房新社)
エマニュエル・トッド『家族システムの起源』I(上)(下)(共訳・藤原書店)
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